m&m 151022

皆様こんにちは！

マサチューセッツ州と聞くと何を思い出されますか？真っ赤なクランベリーは頭に浮かんだでしょうか（＾＿＾）？マサチューセッツはロブスター、コンコード・グレープ、クラム・チャウダー等に加えてクランベリーの産地として有名ですが、１０月１０日、１１日の二日間だけ、ウエアハムという町にあるティホネット村でクランベリーの収穫祭が開かれましたので１０年振りに見学してきました。ウエアハムはスムースに行けばボストンから車で１時間程のマサチューセッツ州の南に位置する町です。その町にはアーミッシュと呼ばれる、今でも移民当時の独特な服装をして基本的には電気も車もない自給自足の生活をしている方達が暮らしていますので、私も偶然数人お見かけするというめったにない経験もしました。
クランベリーは低木の多年生植物で、その収穫にはウエットとドライの二つの方法があります。前回は別の町の収穫祭に出かけましたのでドライの収穫を見ることが出来ませんでしたが、こちらでは両方を一度に見ることが出来ました。クランベリーは１１月下旬の感謝祭には欠かせない食べ物で、生のクランベリーを買ってオレンジ・ジュースや赤ワインなど加え、ローストした七面鳥に添える美味しいクランベリー・ソースを作ります。クランベリーのサプリメントも出ていて、クランベリー・ジュースを毎日飲んでいれば膀胱炎にかからないと言われていますし実際効果があります。クランベリー・ジュースだけではなく、乾燥クランベリー（クランベリーとレーズンを合わせてクレイズンと言う名が付いています）も種類がたくさん出ていますので、日本の方達にもっとクランベリーを召し上がって頂きたいと思っています（＾＿＾）。初めて紹介させて頂くので写真が多くなりましたから、前半と後半に分けさせて頂きました。

１０月２１日　ｍ＆ｍ記

全体でおそらく６０エーカー程あるクランベリー畑に到着し、最初に見学したのは水を使ったウエットの収穫方法ですが、収穫の９０から９５パーセントはこの方法なのだそうです。クランベリーは低木でツル性の植物の様に横に這いますので、長さとしては長ければ２メートルにもなるのですが、高さは精々１０センチから２０センチ程で実が密集している感じです。クランベリーの実は初めは白く熟すに従って赤くなります。収穫は先ず初めにその低木がすっかり隠れるまで畑に充分な水を張ります。遠くにぽつんと見えるのは農器具なのですが、それで水の中のクランベリーの木を揺するとクランべリーの実だけが水面に浮かびます。その浮かんだ実をゴムのような帯で囲んで少しずつ寄せ集めていき、機械で水と共に汲み上げて水を排水し枝は除かれ、実だけがコンベアベルトに乗せられてトラックに移され収穫終了です。私達は高い台に乗ってその様子を目の前で見学させて頂きました。
このウエットの方法で収穫されたクランベリーは主にジュースやドライ・クランベリー等の加工品に使われます。生のクランベリーは大変酸っぱく、食べられますが生食には向きません。皆さん一つづつ採り立ての実を頂きました＾＾。

袋詰めされているのはこの時期出回っている生のクランベリーですが、他にもクランベリーを使ったパウンドケーキ等売られていました。クランベリー畑までは黄色いスクール・バスに乗って行きましたが、同行した娘も、「スクール・バスなんてハイ・スクール以来！」と久し振りのスクール・バスを楽しんでいました（＾＿＾）。私もスクール・バスに乗るのはそれこそ子供達が小学生の頃ボランティアで学校の先生のお手伝いをしていた時以来です（＾＿＾）。

ティホネット池にはアヒルの形のパドル・ボートが浮かび、ネイヴィーの若い青年達が笑顔で迎えてくれてパンフレットを手渡してくれましたので写真を撮らせてほしいと伝えますと、パンフレットを下に置いてポーズして下さいました（＾＿＾）。
ミリタリーの方達はしっかり教育されていますので何方に何を尋ねてもとても丁寧に答えて下さって気持ちがいいです＾＾。クランベリーとかぼちゃのディスプレーの前で皆さん記念撮影されていました＾＾。

ティホネット村とクランベリー畑のマップです。その他に今日自分がどこから出かけてきたかをピンで刺せるようになっていたのですが、それこそアメリカ中、世界中からおそらく紅葉狩り等で旅行に来た方達がこの収穫祭を見に来たんですネ。日本からは青森やら北海道やら７，８か所にピンが刺してありましたが、実際日本人の御家族を２，３お見かけしました＾＾。
　